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2024/10/22
国道など幹線道路沿いに位置する「ロードサイド物件」は、繁華街や駅前などの集合した商業地域とは異なる客層に求められます。
ロードサイド物件といえば多くの場合に中型・大型店舗となっており、家賃坪単価は一般的な商業地域の物件と比べて安くおさえられるのが特徴です。
飲食店の閉店にあたり黒字を出せる可能性がある「居抜き売却」ですが、店舗の規模が大きいほど、同業種の購入希望者を目掛けてアプローチしていく必要があります。
この記事では、ロードサイド物件を居抜き売却する際のコツや、おさえておくことで大きな差を生みだしうるポイントをご紹介します。
まずはロードサイド物件の居抜き売却をするうえで、ロードサイド物件のメリットからおさえていきます。
①都心部の繁華街より家賃坪単価が安い
②個人から大手チェーンまで購入者対象になる
③似た業態なら大幅に改装費用をおさえられる
物件によって当てはまり方は異なりますが、メリットとして活かせる部分はうまく宣伝していきましょう。
それぞれについて、詳しくご紹介します。
都心部の繁華街にある物件と比べると、家賃坪単価が安く固定費用をおさえられる傾向があります。
商店街や駅前などの人が常ににぎわいを見せるところであれば確かに、人目につくだけで集客ができるのは大きなメリットであり、家賃坪単価が上がるのも納得の理由です。
とはいえ、ロードサイド物件は道路沿いにあるからこそ、車で訪れる顧客がメインとなりやすく、場合によっては広範囲から顧客を集めることもできるでしょう。
通行量の多いロードサイド物件であれば特に、通りがかったついでに食事をしに立ち寄る顧客も多いはず。
物件にはじゅうぶんな駐車場があると、物件の可能性を広げやすいです。
店舗が集合していないエリアであれば、ライバルのいない唯一のお店として個性を出しやすいのもロードサイド物件のメリットです。
飲食店がないエリアであえて飲食店を出すことで、地域に密着し愛される個性的な店を目指す経営者もいるほどです。
反対に、飲食店ばかりのエリアに飲食店ではないお店を開きたい、と考える経営者も存在します。
飲食店でにぎわう繁華街とは異なる特徴を逆手にとり、経営できる可能性を見つけておくことが高額販売につながる可能性が高いです。
ロードサイド物件には中型から大型の物件が多く、そのぶん改装工事をする場合には費用負担も大きくなります。
費用を考えなければ改装工事により活用方法の幅が広がるのはもちろんではありますが、似た業態であれば改装工事を最小限におさえてすぐに営業が始められるのがメリットです。
とはいえロードサイド物件は家賃がおさえられることため、力を入れ始めている大手チェーンも多く、サービス業や小売業などから購入希望が出ることも珍しくはありません。
飲食店をやっていたのであれば似た業態の飲食店へ売ることが、高額売却を実現する秘訣ではありますが、視野は広く宣伝しておくのも良いでしょう。
ロードサイド物件のメリットだけでなく、デメリットも簡単におさえておくことで、良く見えにくい部分を先回りしてフォローしやすくなります。
たとえば、下記が挙げられるでしょう。
・大型店舗は改装に費用がかさむ
・駐車場がない場合は大きく不利になる
・販売情報を的確に出さなければ購入者が現れにくい
経営者から見て実務面で活用しやすいと感じられる条件が揃っていれば、ロードサイド物件の居抜き売却は高額で取引できる傾向があります。
一方で購入希望者にとっての都合の悪い条件がある場合には、大幅な値引きを求められることもあるでしょう。
また、販売情報は必要としている人に対して的確に出さなければ、そもそも情報を見つけてもらえないだけでなく、何も刺さらずスルーされてしまいます。
ロードサイド物件を高額売却できるかどうかは、居抜き売却専門業者の腕にかかっている、とい言っても過言ではないかもしれません。
ロードサイド物件を居抜き売却する際のメリットとデメリットをおさえたうえで、売り出すためのコツをご紹介します。
大切なのは、アピールポイントを上手に見つけ出すことです。
①車の出入りのしやすさ
②看板の視認性
③おもな客層
上記のようなアピールポイントが多いほど、うまく売り出すことで買い手がつきやすいです。
とはいえ万が一アピールポイントが少ない場合にも、売る相手や考え方によっては価値を感じてもらえる可能性があるので、諦めずプロに相談してみてくださいね。
道路に面している物件だからこそ、車が出入りしやすいかどうかはとても重要です。
信号や交差点との位置感覚や、面している道路の交通量は、店舗への立ち寄りやすさに直結します。
多くの場合に、交差点の角から4件ほど離れた場所にある物件が、車で入りやすいと言われています。
交差点にある物件はよく見えるためお店に気づいてもらいやすいですが、認識してすぐに車で侵入しにくいです。
さらに、駐車場が入りにくい形状の場合には、入り口に気づかず通り過ぎられてしまうこともあるでしょう。
可能な限り、車での出入りのしやすさはアピールできるよう、必要であれば対策を考えておくと良いでしょう。
視認性の高い場所に看板が置けることや、看板を確認してから店舗までに程よい距離感があることは、魅力になりやすいです。
店舗に続く道上で、店舗から100m離れた場所に看板を置けるのが理想と言われています。
看板を視認してから入り口もわかりやすく入りやすい状態であれば、テイクアウトを目的としたお客様を呼び込むこともできるでしょう。
おもな客層の情報は、居抜き物件の購入希望者が共通して重視する点です。
どのようなエリアであるのか、周りの店舗の環境がどうなのか、交通量の多い時間帯はいつなのか、といった情報はすぐに答えられるよう準備しておきましょう。
駐車場が整備されているのであれば、少し離れた場所の顧客も集客を見込めるはずです。
そこで営業をしていた際の知識は最大限にいかして、可能性をふくむアイディアを出しておきましょう。
ロードサイド物件の居抜き物件は、待っているだけでなにもしないと、情報を見つけてもらいにくいです。
まずは物件の居抜き物件の売却情報を届けるべき人まで届けること、さらに物件の魅力や可能性を心に響くかたちで用意することが、ロードサイド物件を高額売却するコツとなるでしょう。
もともとロードサイド物件を検討していなかった経営者にも、魅力の伝え方次第で購入を視野に入れてもらえる可能性があります。
コネクションや取引実績のある居抜き買取業者であれば、有力な購入希望者との巡り合いを作り出せる可能性も、高まるものです。
弊社ではロードサイド物件の上手な活用方法も、無料相談にてご提案させていただけます。
不安なことや理想など、お気軽にご相談ください。
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