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2024/03/25
飲食店のアルバイトがすぐに辞めてしまう状況が続くと人手不足が慢性化し、求人にも費用がかかるため、経営状況自体が悪化することがあります。
長くしっかり働いてくれる人材の確保や教育は、閉店の危機を回避するために重要と言っても過言ではありません。
▼この記事でわかること
・飲食店のアルバイトがすぐに辞める理由
・飲食店アルバイトの教育方法やコツ
・飲食店をたて直せないときの最終案
飲食店業界は人手不足が慢性化している業界のひとつでもあり、アルバイトの存在は貴重です。
アルバイトの教育には、時間や手間がかかるもの。
だからこそ、しっかりと教育し育てあげている飲食店の定職率は高く、総合的な教育コストや求人コストをおさえることに成功しています。
この記事では、閉店の原因にもなりうる「アルバイト離職率」を下げるため、教育のコツをご紹介します。
飲食店のアルバイトがすぐに辞めてしまうのには、理由がひそんでいるはずです。
・仕事を丁寧に教えてもらえない
・給与に不満がある
・仕事内容がハードすぎる
・仕事内容がつまらなすぎる
・シフトに融通が効かない
・人間関係のトラブルがある
上記のような問題が続いているようだと、いつまでも問題解決にいたりません。
ここからは、上記のようなトラブルを根本的に解決するための策を、具体的にご紹介します。
飲食店のアルバイトがすぐに辞めてしまわないように、教育するためのコツは主に下記のとおりです。
①面接時に必要な人材を絞る
②新人を受け入れる体制を整える
③わかりやすいマニュアルを共有する
④アルバイトの意見も取り入れる
⑤トレーナーを教育する
⑥評価制度を明確にする
それぞれのポイントについて、詳しく解説します。
面接の際に必要な人材を絞ることで、働き方と働く人のミスマッチが起こりにくくなります。
人手が足りないからと「とにかく人を雇いたい」という姿勢でいると、必要な時間帯や必要な作業ができる人が入らず、結果的にシフトの取り合いになるだけということも。
・人手不足の時間帯に入れる人
・徒歩圏内に住んでおり遅くまで働ける人
・必要な仕事をしっかり覚えられる人
・最低日数以上の勤務ができる人
・必要な業務連絡ができる人
「明るい人」や「接客が好きな人」などの表面的な条件ばかりではなく、業務面で真面目に働ける人を探す必要もあるでしょう。
職場の雰囲気もしっかりと伝えて、どのような働き方を求めているのか、どのような働き方がしたいのかをお互いに確認するのもおすすめです。
新人を受け入れる体制を整えておかない場合、アルバイトが育つこともなく、居心地が悪くなりすぐに辞めてしまう可能性が上がります。
新しいアルバイトを雇おうとしていること、雇ったことなどは、他のアルバイトにも伝えておくと良いでしょう。
・メニューの解説
・ロッカーの準備
・お得意様への対応
・お店のルールの説明
・まかないのもらい方の説明
上記のような点については意識的に対応することで、歓迎している雰囲気を作ることが大切です。
誰が指導しても同じように学べるよう、わかりやすいマニュアルを作成し共有しましょう。
「あっちの先輩にはこう指導されたのに、こっちの先輩に怒られた…」という経験が積み重なると、働くことに嫌気がさしてしまうものです。
・全体的な接客のマナー
・業務全体の流れ
・クレームへの対応
・店舗としての営業目的
上記のような内容をアルバイト全体で統一して教育しておくことで、アルバイトどうしのいざこざを回避できます。
「何か困ったら、最終的には店長に投げてくれたら対応できるし、安心して!」と、働きやすい雰囲気作りをしていくことも心がけてみてください。
アルバイトの意見は、働いている期間に関わらず積極的に取り入れると良いです。
働きやすい環境づくりができるだけでなく、業務の効率化を図ることでコストをおさえられる、などの結果がついてくることもあります。
しっかりと時給を出した上で、意見の交換会として定期的に時間をとるのも良いでしょう。
お店のあまりものをまかないにして提供するなど、ちょっとしたサービスをつけることで、アルバイトのメンバーが気持ちよく意見を出しやすくなるはずです。
アルバイトメンバーどうしが仲良くなることで、仕事が長続きする可能性も高まります。
強制的な飲み会を開催するなどの手段よりも、アルバイトのメンバーがしっかり喜んでくれる方法を選ぶことで、職場への積極的な意見も聞きやすくなるでしょう。
トレーナーとしてどう教えるべきか、という視点で、トレーナーの教育をするのも良いでしょう。
もちろん時給を出した上で、「教育を頼みたい」という趣旨を伝え、トレーナー教育に時間を割くのも1つの戦法です。
新人アルバイトをしっかり教育しなければならないとなると、トレーナー側の負担が大きくなります。
教育しながら自分の業務もこなし、新人に足りない部分をトレーナーがおぎなう必要があるため、丁寧に教えようとしない人も現れるかもしれません。
そこでトレーナーの時給をアップするほか、教育にあたった日数分はボーナスをつけるなど、トレーナーのモチベーションアップもはかると良いでしょう。
評価制度を明確にしておくことで、どのように努力をすれば時給が上がるのかを伝えましょう。
「頑張り次第では時給アップもあり得るよ」などのあいまいな言い方をするのはNGです。
本人としては精一杯仕事をしているつもりなのに、いつまでたっても時給が上がらないとなれば、「他にもっと良いバイトがあるかもしれない」と離職のきっかけを作ってしまいます。
・◯年勤務で◯円時給アップ
・◯試験に合格すれば◯円時給アップ
・◯回◯の業務をすれば◯円ボーナス
上記のような内容を、マニュアルに含めておくのも効果的です。
飲食店のアルバイトがすぐに辞めてしまうのには、理由があります。
人手不足が慢性化している環境だからこそ、アルバイト側としてはいくらでも働き口を選べる状況です。
飲食店の経営者側は、アルバイトに選んでもらい働いてもらわなければいけない立場であることを自覚し、アルバイトを大切にしていきましょう。
それでも人手不足が続いてしまう場合や、経営状況が改善されない場合には、計画的な閉店も視野に入れるべきかもしれません。
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