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2023/01/13
人手不足が理由で、閉店してしまう飲食店は珍しくありません。
飲食店の人手不足は業界の慢性的な問題であり、飲食店それぞれ対策を講じて向き合う必要があります。
一方で、人手不足に悩むことなく運営を続けているお店があるのも事実です。
▼この記事でわかること
・人手不足で閉店の危機になる理由
・人手不足になる原因
・飲食店を立て直す方法
この記事では、「経営不振の原因は働き手が足りていないことかもしれない」と感じている経営者さんに向けて、人手不足で起こりうる問題点や、人手不足の根本的な原因をお伝えします。
記事の最後には、今からお店を立て直す方法までご紹介するので、参考にしながら経営を見直してみてください。
経営者としては、費用をなるべくおさえて経営をまわしていきたいと思うこともあります。
特に開店まもないときには、固定費をおさえることに注力しているかもしれません。
でも、人手不足の状態が続くと、経営を上向きの軌道に乗せるのはとても難しいです。
▼人手不足で閉店の危機になる理由
①従業員の負担が増える
②新人が育たない
③サービスの質が悪くなる
人手不足で閉店してしまう理由を、それぞれ解説します。
人手不足が続くと、従業員一人ひとりへの負担が増えます。
忙しさにより長時間労働で疲弊すると、パフォーマンスが下がってしまうのも無理はありません。
さらに心身ともに疲れが溜まってしまうことで、離職率が高くなる可能性も。
離職率が上がると職場に残った人たちの労働環境がさらに悪化し、負のスパイラルを巻き起こします。
人手不足の状態だと、教育をするために人材をさくことができません。
忙しい状態で教育をしなくてはいけない場合、しっかり教育できていないことにより新人が業務を覚えられないなどのトラブルが生じ、現場の雰囲気も悪くなりやすいです。
一人前になるための仕事を教えてもらえない上に、叱責や注意を受けることが多いというのは、新人にとって負担となり定着率を低くしてしまいます。
新人が育たないということは、飲食店の将来性を潰してしまっていることと同様です。
人手不足で忙しい状態が続くと、サービスの質は下がりがちです。
気持ちの良い接客をしてもらえないとき、当然ですがお客様はお店には通いません。
反対に、人手がじゅうぶんな状態だと、下記のようになります。
・お客様と安定してやりとりができる
・余裕のある接客ができる
・お客様を待たせる時間が減る
・従業員に笑顔が増える
・お店の雰囲気が良くなる
人手不足により従業員の離職率が高いと、常連のお客様もつきにくくなります。
頻繁に従業員が変わると、サービスの質にもばらつきが出て、お客様が離れるきっかけになることも。
人手が足りているということは従業員の心にも余裕ができるため、サービスの質が全体的に向上しお客様が足を運びやすい環境ができます。
次に、人手不足になる主な原因をご紹介します。
人手不足になるということはシンプルに「働きたいと思ってくれる人がいない」ということです。
飲食店は競合が多い業界だからこそ、職場環境に魅力が見つからないとき、人材は他の飲食店を選びます。
飲食業界はブラックな印象が強い業界のひとつなので、職場環境に不安な点があると、人材は寄ってきません。
アルバイトや社員、どちらにとっても重要なのは給与です。
給与が低い環境で働いてもらいたいなら、それに見合うだけの待遇を用意する必要があります。
周りの業界の相場も確認しながら、待遇に見合う給与を提供しなくては人材確保は難しいです。
労働条件が良くないと感じられてしまうと、人材は寄ってきません。
嘘をつくのは良くないので、条件の悪い部分があるなら改善しましょう。
特に最近では柔軟性のある働き方を求める人が多いので、「絶対に〜してほしい」と付くような働き方は条件が良いとは言えないかもしれません。
すでに人手不足に陥っているなら、解決するための策を具体的に考えていきましょう。
①効率的に求人広告を活用する
②給料を上げる
③待遇を良くする
具体的には、上記のような対策で効果を期待できます。
それぞれ詳しく解説します。
求人広告はがむしゃらに利用すれば良いというわけではありません。
ほしい人材と、広告媒体の読者層がマッチしているかを確認しましょう。
募集したいのがアルバイトなのか、社員なのかによっても利用すべき媒体が異なります。
また、お店でInstagramやTwitterなどのSNSを活用しアピールすることで、「ここで働いてみたい」と思ってくれる人材の募集にも繋がります。
日頃からSNSを活用していれば、働き手を募集する投稿をするだけで自然と人材が集まる可能性が上がるため、仕込んでおくことは大切です。
さらに、お店が好きな人が集まってくれる場合、すでにお店のメニューや雰囲気を理解してくれていることが多いため、教育もスムーズになります。
給料は近辺のライバル店や地域の相場と比べながら、慎重に決めることをおすすめします。
給料を上げるといっても、50円アップさせるだけで問い合わせが急増するケースも。
極端に高い給料にする必要はなく、あくまで相場と仕事内容にあう内容で提供することが大切です。
給料にあてる分の費用は、他のコストから差し引いて調節してみてはいかがでしょうか。
ペーパーレス化や電気代の節約など、できることから考えてみると良いです。
人材が職場に求めているものは人それぞれ異なりますが、例えば下記のようなポイントをおさえている職場は魅力的に写りやすいです。
・無料のまかないがしっかり出る
・労働時間がはっきりしている
・残業手当が出る
・身に付くスキルがある
・社割がある
周りの飲食店と比べて、上記のような待遇が悪くないかを確認してみるのも大切です。
例えば、カフェなら「バリスタとして一人前に育てます」と一言あるだけで「ここで成長させてもらいたいな」と思う人は増えるはずです。
どうしても人材不足で経営がうまくいかないときは、思い切って「戦略的閉店」をしてみるのも手です。
閉店にもお金がかかることをご存知でしょうか?
赤字が続き「いよいよ経営が続けられない」と気づいたときにはすでに手遅れで、借金を抱えて閉店しなくてはいけないことがあります。
ただし、閉店の方法によっては最後に利益を出すことも可能です。
具体的には「居抜き物件」として売却をする方法なのですが、どんな物件でも適応できるとは限りません。
居抜き売却ができれば、閉店にあたり残った利益を次の事業へ回すことも可能です。
弊社では、居抜き物件の可否に関する相談から、該当物件の見積もりまで、無料でご対応させていただきます。
「閉店するかわからないけど、居抜き物件に関する相談に乗ってほしい」などのご相談も歓迎です。
ぜひお気軽にご連絡ください。
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