おすすめ
お役立ち情報
2023/12/22
飲食店にとって繁忙期となりやすいのが、クリスマスや忘年会、新年会といったイベントの重なる時期です。
このような冬の繁忙期と相反して訪れるのが、それ以外の「閑散期」にあたる時期。
お財布の紐がゆるくなりがちな繁忙期がある一方で、ゆるんでしまった財布の紐を締め直す人が多い冬の閑散期は、いつも通りの営業では赤字になってしまうかもしれません。
そこでお店の未来を左右するのが、「冬を活かした集客」ができるかどうかです。
▼この記事でわかること
・冬の閑散期だからこそ試したい差別化
・人気店を目指すために今からできること
・どうしても赤字経営が続くときの対処法
この記事では、冬の閑散期だからこそしておきたい、飲食店の差別化手段について詳しくご紹介します。
飲食店にとって冬は、閑散期と繁忙期の差が激しい時期でもあるでしょう。
12月末や1月上旬は繁忙期になるお店も多いですが、11月から12月上旬、1月下旬以降は店内が閑散としてしまう時期です。
そんな冬という季節を活かして差別化をはかることで、お客様がずっと足を運んでくれるお店に改革してみてはいかがでしょうか。
具体的には、下記のようなアイディアをご紹介します。
①ホットドリンクのウェルカムサービスをする
②ゆっくりできるこたつ席を用意する
③冬らしいイベントを用意する
④季節感をいっぱいに楽しめる店にする
⑤また来たくなるクーポンを用意する
どれもすぐに活用できるものなので、ぜひオリジナルアレンジを加えつつ取り入れてみてください。
身体を冷やしながら、わざわざ来店してくださったお客様。
そんな冬には感謝の気持ちを込めて、ホットドリンクやスープを出してみてはいかがでしょうか。
「お店から小さなカップ1杯分サービスをさせていただきたいのですが、いかがですか?」とひとこと添えて、複数の選択肢を提供すれば、「また来たい」の気持ちもあたたまるはず。
お店で人気のスープを小さなコップに入れて提供すれば、冷え切った手をあたためられるだけでなく、その後の注文につながることもあります。
ほっとひと息ついていただくことで、「なんだか心もあたたかくなった」と感じてもらえたら、お店の常連客になってもらえるかもしれません。
あたたかいこたつに脚を入れてゆっくりする時間は、冬ならではの癒しのひとときになります。
こたつ席をいくつか用意しておけば、予約をしてでも利用したい冬に人気のお店として知名度もアップするかもしれません。
居心地の良いこたつ席では、時間を忘れてゆっくりしたいという気持ちもうまれるもの。
そんな「ゆっくりしたい」という気持ちに寄り添える、ちょっとしたおつまみを多めに用意しておくことで、長時間滞在でも顧客単価を下げずに経営できるかもしれません。
せっかくこたつを用意するなら、しっかりくつろげる空間になるよう、デザインや周りの雰囲気にも気をつけてみてくださいね。
冬のイベントには、オリジナリティを加えて楽しいイベントを用意してみるのも楽しいはずです。
たとえば、下記のようなイベントアイディアはいかがでしょうか?
・冬至:あたたかい生姜スープを限定サービス
・バレンタインデー:チョコレートケーキを2月14日にちなんで214円で提供
・節分:豆の入ったメニューだけ半額
その日ならではのイベントにすることに加え、その後の注文につながる内容にしておくことが大切です。
イベント当日にはお得な価格で提供しても、「また注文したい」と思ってもらえれば、再度来店してもらえる理由になるかもしれません。
冬を楽しめるお店なら、寒くてもわざわざ足を運びたくなるはずです。
冬ならではのメニューをたっぷり用意しておくのはもちろん、店内の音楽やデザインも冬を意識して設置しておくのがおすすめです。
たとえば、下記のようなアイディアを活かしてみてはいかがでしょうか。
・旬の食べ物をふんだんに使ったコースを作る
・身体をあたためる調味料を使ったカクテルを提供する
・クリスマス前にはクリスマスソングをかける
・装飾はクリスマス、正月ごとに変える
・身体をあたためられるブランケットを用意する
・帰り際にカイロや身体のあたたまる入浴剤を配る
お客様に「もう冬だし、あのお店に行かなきゃ」と思ってもらえるようなお店づくりができるとベストですね。
次回使えるクーポンを用意することで、常連客になってもらえる可能性が高まります。
そこで。せっかくクーポンを渡すなら、遊び心をきかせた企画にすると喜んでもらえるはず。
たとえば、クリスマス前なら「クリスマスプレゼント」としてプレゼントボックスにクーポン券をいれてくじ引き風に引いてもらうのも良いでしょう。
クーポンを入れた靴下をいくつかぶらさげて、選んでもらうのも良いですね。
お正月なら、ポチ袋にいれたクーポンを渡すのも面白いです。
いつもはお年玉をあげる側の大人なら、顔をゆるませて喜んでくれるかもしれません。
クーポンは割引券のほかに、旬のフルーツを使ったデザート1品おまけ券や、ホットドリンク1杯無料券など、冬を活かしたクーポンにしておくのもおすすめです。
飲食店は閑散期にだけ焦ってイベントを考えるより、日頃からお客様のための店づくりをしておくことが大切です。
具体的には、下記のような部分は今すぐ見直しておくべきでしょう。
・丁寧な接客を徹底する
・スタッフの育成をする
・メニューの見直しをする
・常連客づくりにはげむ
・徹底的に綺麗な店舗づくりをする
・効率化できるシステムを取り入れる
いずれも当たり前のことばかりですが、目の前のことに一生懸命になりすぎて見落としがあると、致命的なポイントになりえます。
お店で働いてくれているスタッフからの意見には、誠意をもって耳を傾けましょう。
経営者が想像で「効率化のため」と動いてしまうと、かえって不便な職場環境になり、スタッフからも不満が生まれる原因になりえます。
システム改善やメニューの見直しなどのときには特に、現場を知っているスタッフの意見を取り入れてみてください。
冬を逆手に取った集客ができるかどうかが、お店の未来を変えると言っても過言では無いでしょう。
飲食店は「閑散期だから」と諦めてバイトの数を減らす、などの対策をするよりも先に、どうすれば売り上げアップしうる経営ができるかを考えることが大切です。
どうしても閑散期によるダメージが大きく、経営が傾くのであれば、計画的な閉店をすることも視野に入れましょう。
居抜き物件として店舗を売却すれば、賃貸解約後にも手元にお金が残り、次の事業への資本金としてまわせるかもしれません。
弊社では居抜き物件の買取を専門におこなっておりますので、「この店舗って居抜き売却できるの?」「いくらで売れる?」など、お気軽にご相談ください。
今のお店が、経営のすべてではないはずです。
あまり考え込みすぎることなく、前向きにお店を楽しめると良いですね。
1
飲食店を閉店したい!「居抜き」と「原状回復」どっちが得?違いを解説
2
【閉店時】居抜き物件を選ぶ理由とは?メリットとデメリットを解説
3
飲食店を居抜きのまま売却する方法を流れで徹底解説!何から始めれば良い?
4
【飲食店の落とし穴】満席になれば良いわけじゃない!お客様からの評価を上げ続ける秘訣
5
飲食店がうまくいかなくなる理由3選!閉店に追い込まれる前にできること
6
飲食店の退去時に必須の「原状回復」とは?回避した方が良い理由と解決策
7
「居抜き物件」とは?どういう意味?閉店・移転前におさえたいポイント
8
【飲食店】繁盛する店と赤字閉店する店の徹底的な違いとは?
9
契約書に「原状回復」の文字。居抜き売却できるって本当?造作譲渡不可の対処法
10
解約告知を出すべきタイミングはいつ?見極めのポイントを解説