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2023/04/18
旧テナント側と新テナント側、どちらにもメリットが大きい「居抜き物件」の売買ですが、トラブルが発生してしまうこともあります。
とはいえ、起こりうるトラブルは事前に回避できるものばかりです。
▼この記事の結論
・居抜き売買をする前に細部まで確認すればOK
・事実を最初から伝えることが大切
・居抜き物件買取業者にまかせてしまえば大丈夫
結論、居抜き物件でトラブルを回避したいときには、プロである居抜き物件買取業者としっかり相談をしておくことが大切です。
この記事では、居抜き物件で起こりうるトラブル例や、予防策を具体的にお伝えします。
居抜き物件の売買を検討している方は参考にしながら、居抜き物件売買を進めてみてください。
居抜き物件で起こりやすいトラブルには、主に下記があげられます。
①造作物の故障による修理費用請求を受ける
②伝える前に閉店を従業員に知られてしまう
③貸主が居抜き売買に反対する
それぞれどのようなトラブルなのか、お伝えしていきます。
新テナントがお店を開いてまもなく、造作物が故障していたことが発覚した場合や、故障してしまった場合に、修理費用を請求されることがあります。
たとえば、「3年前に新品で購入した冷蔵庫だから、壊れる心配はない」と伝えたにもかかわらず、購入者がお店をオープン後すぐに冷蔵庫が壊れてしまった場合です。
販売者としては「壊れないとは言っていない、使い方が悪かったのだろう」という言い分が、購入者としては「もともと壊れるとわかっていて、だましたのだろう」という言い分が出てきます。
解決しにくいトラブル状態が続いてしまい、売主と買主どちらにとってもストレスです。
居抜き物件として売り出しをすることにより、従業員へ閉店の予定を告知する前に知られてしまうことがあります。
従業員にとっては、お店が閉まることが職を失うことに直結するケースも多いため、できるだけはやく教えてほしいと思うものです。
閉店予定を知らされていない状態でお店が売られていることを知った場合、お店に対する不信感を抱くきっかけになります。
信頼を失うことにより従業員との雰囲気も悪くなり、予定よりはやく辞められてしまう可能性も。
居抜き売却をするときには可能なかぎり内密に進めるか、従業員にも真っ直ぐに向き合っていく必要があります。
購入希望者が見つかり話が進んだにもかかわらず、貸主が居抜き売却を認めてくれないというトラブルはよくあるパターンです。
居抜き売却で売ることができるのは、借主の所有する造作物のみであることを忘れてはいけません。
造作物の購入者は、貸主と賃貸借契約を結べない限りテナントを利用できないため、貸主には居抜き売却を認めてもらう必要があります。
貸主としては居抜き売却をしたくない理由があるかもしれないので、慎重に相談しなくてはいけません。
借主が自分で話をしに行くのはかなり危険なので、プロである居抜き売却業者に相談するのがおすすめです。
では、居抜き物件で起こりうるトラブルを回避するための予防策を、具体的にお伝えしていきます。
①内容を細かく書面に残す
②不安要素は先出しする
③可能な限りきれいな状態で出る
④居抜き物件売買業者にまかせる
それぞれの予防策について、詳しく解説していきます。
販売側と購入側のお互いが納得した上で契約を交わしたことがわかるよう、細かい部分まで細かく書面に残すことが重要です。
書面に残していない場合、お互いに文句を言われても仕方のない状況になります。
言った言わないの水掛け論になっても意味がなく、どちらかが折れるまで争いが続くだけです。
お互いに不利な状況にならないよう、書面に詳細をしっかり書き記し納得した上で、取引完了後にトラブルになりうる点はしっかりとなくしておきましょう。
不安要素はあらかじめこちらから明かしておくことで、購入希望者からの信頼を勝ち取ることができます。
たとえ隠したとしても後々トラブルになるだけなので、なるべく最初から本当のことを伝えてしまいましょう。
壊れる可能性のあるものや、近所付き合いの現場、営業をしていてイマイチだと感じる点などをリストアップして準備する必要があります。
とはいえ、不安要素だけを伝えてしまっては、ただの悪い物件という印象になってしまいます。
良いところもあわせて伝え、悪いところはカバーできるように用意しておけると◎。
居抜き物件を退去するときには、できるだけきれいに掃除をしておきましょう。
もちろん、ゴミを残したままにするのはNGです。
ゴミは前テナントが処理をするのが当然ではありますが、モラルがない経営者も稀にいます。
ゴミが残ったままの状態で退去してしまい、新テナントから文句を言われるなどのトラブルに発展することも。
ゴミの残ったテナントで故障などのトラブルがあった場合、前テナントが責任を押し付けられやすいのも納得ですよね。
退去後のテナントが汚いと前テナントの印象が悪くなり、悪い噂がたてられてしまうなど、今後の経営にも響く可能性があります。
新しくお店を開く場合は特に、新テナントへの配慮も忘れないようにしましょう。
居抜き物件の売買は一般的なフリーマーケットとは異なり、巨額の取引になることがほとんどです。
さらに不動産会社は、居抜き物件売買に関わってくれないことが多いです。
つまり、当事者どうしでどうにかしないといけないケースが多いということ。
販売希望側と購入希望側どちらも素人どうしのときに、トラブルが起こるのは当然です。
必ずしなくてはいけない準備や、理想的な購入希望者を見つけるコツ、スムーズに取引を進める方法は、プロである居抜き売買業者に相談することをおすすめします。
居抜き物件の売買トラブルは珍しいことではありません。
閉店を視野に入れている経営者は、そうでなくても経営がいそがしく心身ともに疲労する日々を過ごしているはず。
居抜き売買でトラブルが発生してしまうと、特に大きな負担になります。
居抜き物件買取専門業者へ相談すべき理由は、トラブルを回避するという理由だけではありません。
長年のツテや知識を駆使し、良い条件で買手を見つけるための協力者となるのが居抜き物件売買専門業者です。
店舗売却.comでは、居抜き物件の売買をトータルサポートさせていただきます。
物件の査定から、必要に応じて貸主の説得協力、物件の引き渡しまで責任を持ってお手伝いいたします。
「まだ居抜き物件売買をするか悩んでる」
「この店舗がいくらで売れるか査定だけしてほしい」
「居抜き売却をする場合の流れを説明してほしい」
などのお問い合わせも、多くいただいております。
無料で物件の査定からうけたまわってますので、まずはお気軽にご相談ください。
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