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飲食店ができる梅雨対策とは?他と差をつけるホスピタリティ案を紹介

2023/07/21

ゴールデンウィークが終わる6月頃、日本に毎年訪れる「梅雨」は飲食店にとって、売り上げが落ち込みやすいタイミングです。
毎年来るとわかっているからこそ、梅雨対策は万全にしておく価値があるのではないでしょうか。

 

東京では年間降水量が31%、平均113日が雨であるとされており、1週間のうち2日は雨であることがわかります。
梅雨対策だけでなく、日頃からできる雨対策としても見直しておくことで、利益の底上げにつながるかもしれません。

 

★この記事の結論!
・売上低下を雨のせいにしない!
・梅雨の時期こそ他店との差別化ができる!
・雨の日を強みにする策を練ろう!
・やるべきことを明確にしておこう!

 

梅雨がある、という自分ではどうしようもない状況は、ほかのお店にも平等に起こっているものです。
「梅雨だから仕方ない」と指をくわえて暇そうに営業するのではなく、梅雨だからこそ他のお店との差別化をはかってみてください。

 

この記事では、飲食店ができる梅雨対策を、徹底的にご紹介します。

 

【注意点】梅雨の時期にしがちなNGな対策とは?

飲食店が雨の日に来店を狙う対策をするというと、「雨の日割」を思い浮かべることが多いようですが、NGです。
最近では雨対策をするお店も多く、値引き競争におちいってしまうと本末転倒になります。

 

値引きが絶対にダメなわけではありませんが差別化にはなりにくいため、もっと目をひける策があると良いですね。
飲食店ができる対策を、具体的にご紹介します。

 

飲食店ができる梅雨対策とは?

梅雨が理由で飲食店の来店が減ってしまうのは、お客様の目線になれば自然なことだと思ってしまうはずです。
雨の日にはわざわざ足や肩を濡らしてまで足を運ぶより、家でゆっくりしたいと考えるものかもしれません。

 

しかし、それでも「あのお店の味がいま食べたい」と思ってもらえる要素があれば、フラッと足を運んでもらえるかもしれません。

 

飲食店がいますぐすべき対策は、下記のとおりです。

 

・雨で不快な想いをしない店を作る
・雨の日にこそ訪れたい理由を作る
・雨の日でも足を運びたい理由を作る

 

それぞれもっと具体的に、対策をお伝えします。

 

【梅雨対策】雨で不快な想いをしない店を作る

せっかく雨のなか足を運んだのに、店内が気持ちよく使えなければリピートしてもらうことは難しいでしょう。
反対に、フラッと雨宿りのために立ち寄ったお店の雰囲気が良かったら、「雨が降ったらまたここに立ち寄ろうかな」なんて思ってもらえるかもしれません。

 

具体的には、下記のような準備をしておくことをおすすめします。

 

①傘対策やタオルを用意する
②従業員を教育しておく

 

それぞれ詳しくご紹介しますね。

 

梅雨対策①:傘対策やタオルを用意する

店内で傘をどうすべきか、悩んだことはないでしょうか?
傘立てにさしておくと、他の人に間違って持って行かれてしまったり、お気に入りの傘が取られてしまうのが不安だと感じている人は多いはずです。

 

かといって店内に持っていくと床がびしょ濡れになってしまうため、傘が入れられる専用のビニール袋があると良いですが…ビニール袋に穴が空いたり、傘が倒れてしまい、結局服や靴が濡れてしまうのが不快だと感じる人もいるでしょう。

 

そこで、たとえば傘をお預かりできるようシステム化することで、お客様が店内でも快適に過ごしやすくなるかもしれません。
かわいたタオルを貸し出しすれば、濡れたカバンを拭けて喜んでもらえることもあります。

 

店内でいかに快適に過ごしてもらえるか、対策を練ってみてはいかがでしょうか。

 

梅雨対策②:従業員を教育しておく

雨の日は濡れた床が滑りやすくなったり、靴裏のドロが床について汚い印象を与えやすいです。

 

床を定期的に拭くよう従業員を教育しておくことで、お店の中でのトラブルを回避することもできるでしょう。

 

また、日頃の「いらっしゃいませ」の代わりに、「お足元の悪い中、お越しいただきありがとうございます」と声をかけるようにするだけでも、お客様からの印象は変わります。

 

また、雨が降った日にだけおこなうサービスがあるときには特に、しっかり教育をしておかないと動いてもらえません。
雨が降った場合のシュミレーションをしておくと良いです。

 

【梅雨対策】雨の日にこそ訪れたい理由を作る

雨の日だからこそ足を運びたい、と思ってもらえる理由があれば、梅雨が強みに変わります。
たとえば、下記のような工夫をしてみてはいかがでしょうか。

 

①雨の日だけのメニューを作る
②次につながるクーポンを配布する

 

それぞれ詳しくお伝えいします。

 

梅雨対策①:雨の日だけのメニューを作る

雨の日にだけ楽しむことができる限定メニューがあると、「雨だけど、足を運んでみようかな」と思ってもらえる可能性が上がります。

 

たとえば梅雨の時期は、ジメジメ感を取り払えるようなゼリー、あるいはしっとりと雨の音を楽しみながら味わえる特別なコーヒー豆を用意するなど…
自分が雨でゆううつになりそうなとき、どうすれば気分が上がるのかを考えてみてください。

 

最近ではSNS映えするメニューを雨の日限定で作るのも、口コミから広がり人気になるので◎。

 

梅雨対策②:次につながるクーポンを配布する

雨の日にご来店くださったお客様には、感謝の気持ちを込めて次回から使えるクーポン券を渡すのも良いですね。
次回に繋げることで、常連客の獲得につながることがあります。

 

もし近所に住む人であれば、雨であってもフラッと立ち寄ってくれるかもしれません。
クーポンがあれば、「あそこよかったし、またあそこにしよっかな」と思ってもらうきっかけになることも。

 

雨の日こそ、常連客になってもらうチャンスに繋げてみてはいかがでしょうか。

 

【梅雨対策】雨の日でも足を運びたい理由を作る

雨の日でも足を運びたい、と思うお店は、どんなお店だと思いますか?
たとえば、下記のような工夫をほどこしておくことで、雨の日の来店につながるかもしれません。

 

①連絡手段を取得しておく
②予約をしてもらう

 

それぞれ詳しくご紹介します。

 

梅雨対策①:連絡手段を取得しておく

雨の日はお客様が入りにくいため、店内は落ち着きやすいです。
お客様の連絡先を知っておけば、「今日は落ち着いた店内でゆっくりサービスできるよ」なんて連絡ができるので、喜んで来てくれるかもしれません。

 

あるいは、日頃からお店のSNSやLINEを宣伝してフォローしてもらうことで、雨の日だけのサービスを告知できます。

 

お客様の連絡手段を知っておくと、ほとんど直接的に「梅雨だからこそ」の強みをアピールできるためおすすめ。
お客様に喜んでもらえるサービス案を並行して用意できると、相性が良いです。

 

梅雨対策②:予約をしてもらう

予約をしてしまったお店は、雨が降っても足を運ぼうと思うのではないでしょうか?
特に複数人が集まる予約なら、少しの雨くらいでキャンセルをしたいとは思わないはず。

 

日頃から予約をおすすめするようにするほか、予約をした場合にだけ注文できるサービスを用意するなど、工夫をしてみてはいかがでしょうか。
たとえば、予約をした場合にだけお得に飲み放題やケーキ、パン食べ放題がつけられるなど、キャンセルになった場合にもダメージが少ないようにサービスにするのがおすすめです。

 

【まとめ】飲食店は梅雨対策で差をつけよう!

雨が続くと気分が落ち込んでしまいがちだからこそ、気分があがる飲食店へ足を運びたいと思ってもらえるように整えておくことは可能です。
デリバリーを始めることで、雨の日にも家で楽しめるサービスを提供するのもひとつの策ですね。

 

しっかりと策を考えたら、梅雨の時期が来る前にどう動くべきかを従業員へ周知しておき、テキパキと働いてもらうよう心がけましょう。

 

どんな飲食店にとっても雨の日は、売り上げが落ちやすいものです。
だからこそ梅雨を逆手にとって、他店との差別化をはかるチャンスに変えてみてください。