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飲食店は何階がベスト?地上・地下など階数ごとの特徴を解説

2024/05/22

飲食店を開く際、物件の立地は集客を直接左右しうる重要なポイントです。
多くの場合に地上階や地下の店舗よりも路面店が好まれますが案外、お店のコンセプトによってはあえて地上階や地下にしたほうが、利用どおりの経営ができるということも…!

 

★この記事の結論
・とにかく回転を早くしたいなら路面店!
・コンセプトがしっかりしているなら地上階店!
・クローズドな空間を好むなら地下店!

 

どの位置にある店舗が良い・悪いというわけではなく、お店のコンセプトによってベストな階数は異なります。

 

この記事では、飲食店が階数を選ぶ際にベストな考え方や、路面店・地上階店舗・地下店舗それぞれのメリット・デメリットをご紹介します。

 

路面店の特徴とは?

「路面店」とはその名のとおり、路上に面した場所にあるお店のことです。
チェーンのうどん屋さんやカフェ、牛丼やさんなど「気軽に入って飲食を済ませて出ていく」ようなコンセプトのお店は、アクセスや視認性の良い路面店を選ぶ傾向があります。

 

▼路面店がおすすめの飲食店
・とにかく回転率を高めたいお店
・ファミリー層をターゲットにしているお店
・気軽に入れる店舗を目指している店
・認知度を上げたい店

 

地上階や地下店舗と比較すると、路上を行き交う人に見つけてもらいやすい場所としては一番優れているでしょう。

 

路面店のメリットとは?

通行客の目に入りやすいため、気軽に入店してもらいやすい集客力があります。
店舗内がみえるデザインにしておけば、外から店内の様子が確認できるという安心感から、子供やお年寄りなどのいるファミリー層にも気軽に足を運んでもらいやすいです。

 

また、外からの人の目が気になりやすいからこそ、お客様の回転をはやくしたいお店は路面店を選ぶ傾向があります。
気軽に時間を潰したり、食事を済ませたりできる場所として飲食店を開きたいときにおすすめです。

 

路面店のデメリットとは?

路面店は需要が高く、地上階や地下の店舗と比べて賃料も1.5〜2倍ほど高いことが多いです。
お客様の回転率を高めることで収益性を上げられるとはいえ、手元に残る利益が伸びなければ店舗の継続自体が難しくなります。

 

たとえば都心部では、3階の賃料と比べて1階の賃料は1坪あたり1万円ほど高くなるところもめずらしくありません。
たとえば店舗が30坪ある場合、1階の店舗は3階の店舗よりも毎月30万円多く支払う必要があるということです。

 

また、人どおりの多い路面店だからこそ集客に優れている一方で、空間の落ち着きという面では劣ってしまう可能性もあるのも懸念点です。

 

地上階店舗の特徴とは?

「地上階店舗」は「空中店舗」とも呼ばれ、2階以上にあるテナントを意味します。
路面店や地下店舗と比べると眺望がよく、開放感を出しやすいのが空中店舗の特徴です。

 

▼路面店がおすすめの飲食店
・自然光を入れたいお店
・穏やかな雰囲気がコンセプトなお店
・集客力があるお店

 

お店のスタイルを確立し、みずからSNSなどを使って集客できる看板メニューやお店のコンセプトがある場合には、地上階店舗が向いているかもしれません。

 

地上階店舗のメリットとは?

多くの場合に、2階以上の店舗は路面店と比べると賃料が安いことが多いです。

 

ただし2階までは、階段とエスカレーター、エレベーターがいずれも利用しやすいため、3階以上と比べると少しだけ賃料が高い傾向があります。
3階以上になると賃料が同一になりやすいので、あえて3階以上を選ぶことで、賃料を抑えつつ魅力的なお店作りができるかもしれません。

 

路面店と比較すると視認性が低くなりますが、コンセプトさえしっかり作り込んでおけば、口コミやSNSで話題を呼ぶこともできる時代なので、集客にも困らないでしょう。

 

地上階店舗のデメリットとは?

来店のためにはエレベーターやエスカレーターなどでわざわざ足を運んでもらう必要があるため、集客をおこたると誰にも見つけてもらえない可能性があります。

 

また、お店の様子が外から視認できないため、店内の様子がわからないことによる不安をあおりやすいです。
1フロアをぶち抜きで店舗にしている場合には、エレベーターで到着すると入らずには後戻りできない雰囲気にもなりやすく、敬遠されてしまいやすくなります。

 

店内の様子がわかるような写真をネットにアップしておくほか、看板を置いておくのも集客には効果的でしょう。
ただし路面店よりも看板を路上に置いておきにくいことが多いため、事前に不動産会社やビルのオーナーに確認しておく必要があります。

 

地下店舗の特徴とは?

「地下店舗」はその名のとおり、地下にある店舗のことです。
路面店や地上階と異なり光が入りにくいため、閉鎖的な空間になりやすいです。

 

ただし、地下の方が経営しやすいコンセプトのお店も多く、一定の人気があります。

 

地下店舗のメリットとは?

地下店舗のメリットは、閉鎖的な空間であることです。
たとえば音漏れがしにくいため、大きな音で音楽を流すほかライブやカラオケを取り入れる店舗にも人気があります。
人が行き交うことで交流の場となりやすいため、にぎやかな立ち飲みバーなども地下との相性が良いでしょう。

 

また、直射日光が入らないぶん家具やインテリアが痛みにくいため、色褪せが気になる商品を取り扱うときにも便利です。

 

家賃は路面店や2階の店舗と比べると安いことが多いですが、3階以上の店舗と比べると割高になる傾向があります。
看板の出し方によっては路上を歩く人にも気づいてもらいやすいため、3階以上の店舗と比べると集客力はそこまで落ちないのもメリットです。

 

地下店舗のデメリットとは?

地下店舗の何よりのデメリットは、浸水の可能性です。
台風などの影響で大雨が降った場合、何らかの対応をしなければ雨水で水浸しになってしまう可能性があります。

 

雨が降っている日の営業方法についても考えておかなければならないだけでなく、雨による被害が出た場合には休業も視野に入れる必要があるでしょう。

 

また、カビも発生しやすいため、意識的に換気をするなど対策をしなければなりません。

 

ネット環境としても通信が繋がらなくなることがあるため、店舗内にお客様が使えるWiFiを設置しておくと親切でしょう。

 

【まとめ】飲食店はコンセプトにあわせて階数を決めよう

飲食店を開くなら階数に関わらず、コンセプトをしっかりと設定しておくことがとても重要です。

 

とはいえ、コンセプトに合う階数選びが、その後の集客のカギとなるのも事実。
もしお店を開いた後に「失敗した…」と思ったのなら、心機一転別の場所にお店を移転してしまうのも良いかもしれません。

 

「今の店舗を閉店したいけど、閉店費用がきつい…」
「閉店するにはスケルトン工事が必要らしく、費用が出せない…」
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居抜き物件買取業者である弊社では「原状回復が必須」と言われてきた物件でも、オーナー様に納得していただくことで、居抜き売却での黒字閉店に導けるようサポートしております。

 

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