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2024/08/22
飲食店を居抜き売却するなら、なるべく高額で売りたいと考えるのは当然のこと。
そこで手間はかかるものの、重要になるのが「掃除」です。
反対に清掃をおこたったり、状況の説明をおこたったりした場合には、トラブルに発展することもあります。
★この記事の結論!
・居抜き物件で条件良く売るための厨房清掃とは
・厨房清掃で気をつけておきたいポイント
・厨房以外に清掃をしておきたい場所
普段から店舗をとてもきれいに扱っているのであれば問題はありませんが、見えないからと言って厨房の大掃除をおこたってきたのであれば、注意が必要でしょう。
この記事では、居抜き物件で高額取引をするために必要な、厨房やテナントの清掃ポイントを詳しくご紹介します。
居抜き売却とはつまり、テナントにある造作物という「商品」を売ることです。
商品を購入するとき、同じような条件のものがあれば、状態が良いものを購入したいと思うのは自然な発想でしょう。
まずは内見時に目につきやすい部分の清掃状態からチェックしてみてください。
①シンク
②排水管
③床
④グリスフィルターの掃除
⑤グリーストラップの掃除
上記5点の清掃ポイントからご紹介していきます。
業務用のシンクは多くがステンレスで作られておりサビにくく、中古市場でとても人気があります。
シンクの状況が良いと好印象なので、ピカピカな状態にできると良いです。
水アカや石鹸カス、ヌメリが残っていると、一気に汚い印象になってしまいます。
ステンレス製のシンクは基本的にサビないと言われていますが、金属を放置することでもらいサビをしてしまったり、傷つけた部分からサビてしまうことも。
シンクを洗うときにはクエン酸や重曹などを必要に応じて利用し、なるべく毎日掃除することを心がけるのが良いです。
排水管が詰まっていたり、においが発生している場合はかなり悪い印象を与えます。
特に大量の脂を使ったり、大量のゴミが出るラーメンや焼肉店の場合、排水管は頑固な油汚れや詰まりが発生しやすいです。
業務用のパイプクリーナーで定期的に清掃をするなど、汚れをためないことがとても大切。
定期的な清掃をしていなかった場合、こびりついた汚れを自力で落とすのはかなり難しいです。
強い薬剤を使う場合には刺激臭もひどくなるので、マスクやゴーグルを使って掃除をしましょう。
厨房の床よごれは滑りやすさにもつながるので、あまり放置している人はいないかもしれませんが、働きやすさのイメージに直結するのでかなり重要。
油よごれでベタついてしまった床は、デッキブラシでこすったり水洗いをするだけでは落ちません。
必要に応じてアルカリ洗剤を使い、デッキブラシなどでしっかり擦り落としてあげないと、ベタついた床は広がり悪化していきます。
なお厨房だけでなく、店舗全体の床の確認をしてみてください。
フライヤーなどを使っているなら、「グリスフィルター」のこまめな掃除は必要不可欠。
調理器具の上部に設置し、廃棄される湯煙に含まれる油脂分やホコリを取り除いているからこそ、汚れは溜まるものです。
ホコリが油分に入ってフィルターにつまり引火してしまえば、大火事の原因にもなるため非常に危険。
さらに、ホコリが混じった油汚れは排気機能にも悪影響となり、厨房が体に悪い環境へと変わってしまうことも…。
グリスフィルターは取り外したら、40度ほどのお湯に溶かしたアルカリ洗剤につけ、ブラシで油汚れをしっかり取り除いてあげましょう。
排水に含まれている油や生ごみを一時的に貯めておく「グリーストラップ」も、本来であれば定期的に掃除をしてあげるべきものです。
放置をすることはかなり不衛生であり、においの原因にもなります。
カゴに浮いている残渣は毎日取り除いておくのは基本。
さらに2,3日に1度は浮いている脂はすくいとり、底に沈んでいる残渣も取り除きます。
排水管の蓋を外して汚れをしっかりとブラシなどで取り除く作業は、月に1回はかならずおこなっておきたいものです。
飲食店によっては定期的に業者へ依頼をしていることもあるほど、グリーストラップの清掃は重労働になります。
自力で清掃するのが難しいのであれば、プロに依頼をしてみましょう。
飲食店として、飲食物を作る厨房掃除をするのは当然のことです。
しかし、購入希望者が内見に足を運ぶ際にまず目に入ってくるのは、店頭の様子でしょう。
人によってはお忍びでお店へ足を運び経営状況を確認する人もいるので、売却を決めたら日頃より気を引き締めて清掃をしておくと良いかもしれません。
たとえば、下記のようなポイントには細心の注意をはらいましょう。
①入り口まわり
②窓ガラスやドア
③トイレ
④テーブルや椅子
⑤ゴミ置き場
それぞれの場所について、詳しくご紹介します。
入り口まわりはまず注意したい場所。
看板やのれんなどお店の持ち物以外にも、道路にゴミが落ちていないか、雑草が生い茂っていないか、異臭がしないかなど、気をつけてみてください。
窓ガラスは油物っぽい店内でなくても、人がペタペタと触って指紋がついていることも多いです。
またドアノブが壊れていたり、汚れていたりすると印象はかなり悪くなります。
かならず重曹などでピカピカに磨いておきましょう。
トイレが汚いお店には、二度と行きたくないと思われてしまう可能性もあるほど。
汚れやにおいはもちろん、水アカがついているのもよくありません。
ポスターなどを貼っている場合には汚れや破れがないか、なども確認しておきましょう。
テーブルや椅子がベタついていたり、壊れていたりするのはもちろんNG。
また、足がぐらついていると危険なので、すぐに手を打ちましょう。
お客様にとって居心地の良い環境にするため、毎日点検するのが良いです。
店内をなるべく広くきれいに見せるため、ゴミは溜めずにすぐ捨てましょう。
内見日が決まっているならそれまでに処理し、ゴミ山などができていない状態にします。
ゴミ置き場も常にきれいにしておくことで、虫やネズミなどが出にくい状況であることをアピールしましょう。
どうしても清掃がうまくできないのであれば、プロである清掃業者を頼ることも検討してみると良いでしょう。
きれいな状態で保つことができていれば、厨房自体も長持ちしてくれるはずです。
厨房の価値が高いことを伝えられると、店舗で繁盛していく未来を描いてもらいやすいので、買い手も決まりやすくもの。
購入希望者の目線に立って、必要な掃除をほどこしていってくださいね。
「ひとまず自分の店舗がいくらで売却できるか知りたい!」
「今の状態で試しに査定をしてもらいたい!」
「査定をしてもらいつつ、掃除の必要性も教えて欲しい!」
このようなときには弊社へ無料査定のご相談をいただけると、具体的に必要な清掃のアドバイスなどもおこなえます。
弊社では居抜き物件を専門に買取や仲介をおこなっているため、居抜き物件の買取にあたり必要な情報をお伝えすることが可能です。
居抜き売却にあたり不安に思っていることや疑問があれば、ぜひお気軽にご相談ください。
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